今回はさいたま市のハクビシン駆除の事例のご紹介です。侵入対策工事・消毒・断熱材交換・特殊消臭を行いました。
現場調査
お客様から「ハクビシンが屋根裏に来るようになった。入ってこれないようにして欲しい」とのお電話があり早速現場調査を行いました。
2階建ての30坪ほどの鉄骨造の戸建てで、1階が作業所となっており鉄骨と壁の隙間から登り、内壁を壊して屋根裏に侵入しているようです。
断熱材は劣化もありますがかなり傷んでいました。獣臭もかなりしていた為頻繁に来ているようです。そのままだとダニなどの寄生虫や雑菌の繁殖の原因になる為断熱材の処理も必要になります。

高額な他社の見積り
既に他の害獣駆除業者から見積もりを取っていたようでしたが忌避剤での追い出しのみで50万以上というかなり高額なお見積りにかなり不信感をもったようでした。
その業者の説明では「3回に分けて忌避剤を散布してハクビシンが来ないようにする」ということだったようですが、これの施工方法は間違いです。忌避剤の匂いによって一時的に寄り付かなくなるかもしれませんが匂いは時間とともに無くなりその効果も無くなります。
根本的な解決のためには防除工事(侵入対策工事)が必須となります。
今回の物件では外壁へのアプローチは諸々の事情で難しかった為、天井を剥がして室内側から屋根裏の内壁を塞ぐ必要があり、大工工事や内装工事が伴うリフォームの知識と技術が必要な案件でしたが、おそらくこうした作業の対応ができない業者だったのだと思われます。
害獣駆除業者の多くはこうした大工工事や内装工事は外注に投げている業者が多く施工費用が高額になる傾向にあります。また、こうした業者のツテ自体がなく職人からみると杜撰な工事をしてしまっている業者も見かけます。
元リフォーム店のSASAワークの見積り
実は元リフォーム屋のSASAワーク。10年以上リフォーム業界に携わり、今でも時折昔のお客様やその紹介があった場合には内装・外装問わず自社施工で施工を行っています。
今回の
- 天井を解体
- 屋根裏の内壁の塞ぎ
- 断熱材の交換
- 解体した天井の復元
といった工事も自社施工下請け価格で対応可能でした。
今回上記の防除工事に加えて断熱材交換・消毒と特殊清掃で使われる特殊な消臭剤の散布を行い他社の半額程度の金額で施工となりました。
ハクビシン防除工事
ハクビシンの追い出し
作業を開始します。
ハクビシンが建物いる状態では防除工事はできません。まずはハクビシンの追い出し作業を行います。
追い出しの薬剤は殺虫も兼ねているためここで断熱材や屋根裏にいるダニやゴキブリなどは駆除することができます。
ハクビシンの気配はありません。作業に進めそうです。

養生作業
追い出しをしている間に今度は養生をします。
今回室内から天井を解体しての作業となる為しっかり養生して室内が汚れないようにしていきます。

天井解体
天井を解体していきます。今回は予算の都合で一部解体となります。一部解体だと気を使うし結構しんどいです。

防除工事(侵入対策工事)
内壁に構造合板を打ち付けて侵入経路を塞ぎます。

断熱材の交換
傷んだ断熱材も処分し新品の断熱材を敷いていきます。

消毒・消臭
解体した天井を塞ぎ、点検口から最後に特殊な機械を使って屋根裏全体に消臭、消毒を行いました。
今回使う消臭剤は有機物を分解するバクテリアを含有する薬剤で特殊清掃などで使用される強力な消臭剤です。これを使うと害獣の糞尿の匂いを強力に軽減することができます。
作業完了です。

2週間後点検
施工後の点検でお話を伺うとハクビシンはあれ以来屋根裏には来ていないようで、やっと安心して暮らせる。と喜んでいただけました。
無事に解決できてこちらもホッと一安心。
やっぱり今回のように他社ができない案件で、他社よりも安く効果的な工事ができた時はすごく嬉しいです。
まとめ
今回はさいたま市のハクビシン駆除の事例のご紹介をしました。
近年急激に問題化しているハクビシンは屋根裏に住み着き建物を急激に劣化させてしまいます。今回は作業中には居なかった為問題なく作業ができましたが、子供を産んでいた場合はハクビシンも狂暴になる為かなり大変な作業になってしまいます。
また、天井の断熱材に使われるグラスウールは害獣の巣になりやすく、体に寄生したダニや糞などから寄生虫の繁殖や感染症を引き起こします。
体の弱い方、小さいお子さんやお年寄りのいるご家庭ではアレルギーや様々な病気の原因に繋がってしまうので、被害が広がる前にできるだけ早くプロに相談をしてください。
SASAワークでは埼玉県さいたま市を中心にハクビシンなどの害獣駆除を行っています。自分ではなかなか対策が困難な屋根裏や床下などのハクビシン駆除はSASAワークにお任せください!
お見積り・ご相談無料にて承ります!