埼玉でリフォーム事業を行っているSASAです。雪によって雨どいが壊れた際に火災保険を申請し費用をかけずに修理する方法について解説します。
本日2025年3月3日は埼玉県さいたま市では雪が降っています。大雪になるかはまだ分かりませんが、大雪で雪が積もると”雨どいが壊れたから直して欲しい”という依頼が急増します。
雪害による破損については火災保険を使って費用をかけずに修理をできるケースが多いのですが、まだまだ知らない方も多いですね。
そもそも雨樋とは?
雨樋(あまどい)とは、建物の屋根からの雨水を集めて地面や排水管に導くための設備です。これにより、雨水が建物の外壁や基礎に直接触れることを防ぎ、建物を守ります。
屋根の軒先についてる筒状の設備ですね。軒樋と呼ばれる地面と水平に伸びている雨どいを集水器というマスに雨水を集めて、竪樋という集水器から地面へ伸びているパイプへと水を流し排水する仕組みです。

火災保険ってどんな保険?
火災保険とは、火災による損害だけを補償する保険と思われていますが、実は火災だけでなく、風災、雪災、雹災、水災などの自然災害や盗難、破損などに対応している場合もあります。住宅の保険として一般的に契約されるもので、大切な財産を守るための備えの保険です。
以下は基本的な補償内容の一覧です。
- 火災
- 落雷
- 破裂・爆発
- 突発的な第3者の加害行為
- 他人の住居からの水漏れ
- 消火作業による冠水・破壊
- 他人の車両の飛び込み
- 建物外部からの物体の飛来・落下
- 自然災害(風災・雪災・雹災)
以上のように、実は様々な損害に対して補償をしてくれる火災保険ですが、台風や雪・雹といった”自然災害”への補償が基本補償としてついている場合が多く実質的に”住宅総合保険”というような内容になっています。
※一部の共済・保険会社についてはオプションだったりするのでご自身の加入している共済・保険会社の契約内容をご確認ください。
どうして雨どいが壊れるの?
雨樋が壊れる原因はいくつかありますが、ここでは雪で壊れる事例だけご紹介します。
- ソーラーパネルに積もった滑り落ちて衝撃で壊れる
- 軒樋に積もった雪がなかなか解けずに残り重みで壊れる。
- 2階からの落雪に1階の雨樋が引っかかり壊れる
大雪の後は大体こういった事で壊れて依頼が来ることがほとんどです。
雨どいが壊れるとどうなるの?
雨樋が壊れると、雨どいから滝のような雨水が漏れてきて建物を雨水から守ってくれなくなってしまいます。普段気にすることのない雨樋ですが壊れて初めて存在に気付くことが多く、実は建物を守るうえでとても大切な設備なのです。
雨どいが壊れるとさまざまな影響があります。こちらに主な影響をいくつか挙げます
建物の損傷
雨水が直接外壁や基礎に触れることで、カビの発生、木材の腐食、壁の染みなどが発生し、建物の寿命を縮めることがあります。
浸水のリスク
雨どいが正常に機能しないと、雨水が地面に大量にたまることで、地下室や低い場所への浸水リスクが高まります。
庭や外構の損傷
集中豪雨の際、雨水がうまく排水されずに庭や外構に流れ込むと、植物や芝生、舗装部分が損傷する可能性があります。
氷害のリスク
特に冬季には、壊れた雨どいから漏れ出した水が凍結し、屋根や地面に氷塊ができることがあります。これにより、さらなる損傷や滑りやすくなるなどの危険があります。
見た目の悪化
壊れた雨どいが放置されると、建物全体の見た目が悪くなり、景観を損なうことがあります。
これは実感として、雨どいが壊れているお宅は同時期に建てたお宅と比べて劣化の速度が速いと感じます。雨どいは建物の保護に重要な役割を果たしているため、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
修理費用はどのくらい?
雨樋の修理費用は損傷の程度や材料の種類によって異なります。部分的な修理には数千円から数万円程度ですが、大規模な修理や交換が必要な場合はさらに高額になることもあります。
また、近年毎年のように材料費が15%程度値上げし、人件費も上がっています。これは建設業全般に対して言えますが”一番安いのは今!!”です。先延ばしにするほど値段が上がってしまうので注意してください。
こちらに大まかな目安を出しますので参考にしてください。材料や作業範囲、作業条件によって費用は変わるので業者に現場調査してもらって金額は確認しましょう。
- 軒樋交換 1,800円~/m
- 集水器交換 3,800円~/個
- 竪樋交換 1,800円~/m
その他、足場代や解体費用、副資材(ビス・接着剤)などの費用が発生する場合があります。
火災保険の申請手順
火災保険を利用して雨樋の修理費用を申請する手順は以下の通りです:
- 損害発生:損害が発生したらすぐに保険会社に連絡。
- 証拠収集:損害の写真や詳細な記録を取ります。
- 修理業者の選定:信頼できる修理業者を選び、見積もりを取得。
- 保険申請書の提出:保険会社に必要な書類を提出し、申請を行います。
- 査定:保険会社が損害を査定し、保険金の支払いが決定。
- 修理実施:保険金を受け取り、修理を実施。
すでに工事している場合でも写真や業者に支払った領収書や契約書などがあれば申請をすることができる場合があります。保険会社によっては期限が定められてる場合があるので(基本的には3年が時効)申請してなかった方は保険会社に相談してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?雪で雨どいが壊れてしまった場合の火災保険の申請について解説しました。
SASAワークではさいたま市岩槻区を中心として、リフォーム事業を展開しております。雨樋工事、外壁塗装、トイレ交換などの小規模リフォームまで、なんでも行います。弊社にお任せいただければ複数の業者とやり取りすることなく安心・低価格の自社施工で対応しています。
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