アライグマが家の中に入って壁を壊したり子供産んだり、その後どっか行ってしまうことってよくありますよね?今回は上尾市のO様より「アライグマが数日前から家の中に侵入している!何とかして欲しい!」ということで行ってまいりました。
最後の方にアライグマの赤ちゃんの動画があります。
現場調査
現場に到着しご挨拶。玄関に入ると早速どこからともなく子アライグマが親を呼ぶ声が聞こえます。どうやらトイレの壁の中から聞こえてくるようです。
こちらはその様子
お客様に状況を伺います。「2月くらいからアライグマが出入りしているようで天井から物音が聞こえるようになった。最初はネズミかと思ったが明らかに足音が大きくてネズミではないと思ったら近所の方から屋根にアライグマが良くいる、ということを言われた。いずれいなくなると思って放っておいたら子供が生まれたようで鳴き声と動き回る音が夜中でも一日中するようになり五月蠅くて眠れなくなってしまった。そんなところにアライグマが壁を壊して部屋の中に入ってきてしまい何とか親は追い出したが子供がトイレの壁の中に落ちたようでずっと泣いている」ということでした。
2階の壁を見せてもらうとすごい穴が…

早く侵入経路を塞がないと親アライグマが子供を取りに来てまた壁が壊される可能性があります。侵入経路を探します。
侵入経路の特定・塞ぎ
「近所の方から屋根にアライグマが良くいる、ということを言われた。」というお話から恐らく屋根が侵入経路ではなかろうか?屋根に上ってアライグマが侵入できそうな穴ができていないか探します。
前日雨で地面がぬかるんでいたこともあり1階の屋根に上ると確かにアライグマの足跡がびっしり。しかし穴はありません。そして2階へ続く雨どいにもびっしりと足跡が。2階の屋根に上がります。
やはり2階の屋根からアライグマは侵入していたようです。2階の屋根の重なり合う軒天に大きな穴があり、そこが侵入経路になっていました。軒天の穴からは強烈な獣臭がします。

ちなみにアライグマはめちゃくちゃ臭いです。たぬきと同じように溜め糞の習性があり、いったん屋根裏などに居つかれると糞尿で腐り天井が抜けることもあります。おそらく屋根裏にトイレにしているところがあり、屋根全体に悪臭が発生して穴からその匂いが出てきているのだと思われます。
この穴は侵入防止のため塞ぎます。下地を補強して軒天材を貼り付けます。

子アライグマの捕獲
今度は下に降りてトイレの壁の中にいる子アライグマを捕獲します。お客様に壁を壊す許可をいただき、子アライグマの声がする場所を少しずつカットして空けていきます。ずっと鳴き声がするので大体の場所はわかります。
開けました
いた!めっちゃ可愛い!
どうやら壁の中の狭いところに落ちて親アライグマも取り出せなくなったのかもしれません。どうやら1匹だけだったようです。もしかしたら初産だったのかも。もしくは既にほかの子供は連れ出しているのか。
消臭・消毒
アライグマをはじめ、野生動物は身体にダニなどの寄生虫がいることが多く、巣からは様々な虫が湧いてきます。また糞などから虫や雑菌が繁殖しそのままにしていると感染症やアレルギー、虫被害など2次被害が起きてしまいます。
といことで屋根裏、天井裏と糞の清掃と消毒を行います。

親アライグマの捕獲
子育て時期の母アライグマの執着はとても強く、また狂暴になります。子供を取り返すまで何度も戻ってきては家を壊されたり襲われてしまったりするため親アライグマも捕獲する必要があります。
今回は作業中には親アライグマは現れなかったため捕獲用の罠を設置して終わりになりました。
その後何日か待ちましたがどうやら親アライグマは来なかったようです。もしかしたら別の場所に巣を作ってしまったのか、ほかの所で捕獲されたのか…
いづれにしろこれでお客様も安心して眠れるようになった。ということで喜んでいただけました。
まとめ
アライグマは害獣被害の中でも特に被害が大きい傾向にあります。家を壊されたり、溜め糞から発生する悪臭・雑菌・ダニ、騒音、と放っておいても勝手に出て行ってくれることはありません。特に4月から6月になると出産シーズンを迎え母になったアライグマは子供を守るために攻撃性が高まり狂暴になってしまい駆除にも大変危険が伴います。そのまま放置せずにできるだけ早くプロに相談をしてください。
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