SASAワーク 事務担当の妻です( .ˬ.)”
寒さも厳しくなり、我が家ではこたつや湯たんぽが大活躍中です!
今回はカーペットやじゅうたんに住み着く「トコジラミ」についてお話させて頂きたいと思います。
トコジラミって?
トコジラミは南京虫(ナンキンムシ)・ベッドバグ(Bed Bug)とも呼ばれる害虫です。シラミ目ではなくカメムシ目に属します。小さな昆虫で、体長は約5mm~8mm程度で目視出来ます。空腹時は平たい扁平な体をしており、茶色や赤褐色をしています。卵や幼虫は白く粘着性があります。
蚊とは異なりオスメスに関わらず幼虫から成虫まで全て吸血します。吸血すると濃血色になり、丸く膨れ上がります。就寝時に吸血されることが多く、吸血後はすばやく潜伏場所に戻るため、トコジラミの存在になかなか気付くことが出来ない事もあります。人以外に犬や猫などのペットにも吸血します。刺された箇所は赤く腫れ、寝られないぐらい痒くなると言われています。
日本では戦後しばらくよく見られる害虫でしたが、殺虫剤の普及や生活環境の改善などにより被害は減少していました。しかし近年、海外旅行をした人が荷物とともにトコジラミを国内に持ち込むことで、再び被害が増えています。
トコジラミの潜伏場所
平たい体をしているため、ベッドやソファの隙間、家具やカーペット、床や壁の継ぎ目、たたみのへり、ブラインドやカーテンのほか衣類や鞄、コンセントプレートの中、書籍などあらゆる隙間に潜伏しています。特に就寝中に吸血することが多いため、ベッド周りに生息していることが最も多いと言われていますが、昼間でも吸血することがあります。
トコジラミは物に付着したり、産卵したりして潜伏場所を拡大します。特に卵や生まれたばかりの幼虫は粘着性があり、付着していることに気付きにくいため、注意が必要です。
例えばトコジラミが生息している部屋で、ベッドやソファーに長時間座った時に衣類へ入り込まれたり、鞄をカーペットに置いた時に卵を産卵されたりするなど人の使用する様々な物を介して潜伏場所を拡大するため、非常にやっかいな害虫です。
トコジラミに刺されたら…
トコジラミは蚊などに比べて吸血時間が長く、大量の血液を吸います。吸血している間、血液の凝固を防ぐため唾液を注入します。この唾液がアレルギー反応を引き起こし、激しいかゆみや発赤等に襲われます。症状には個人差がありますが、かゆみが激しい場合は十分な睡眠がとれなかったり、皮膚をかきむしることにより皮膚障害を起こすなど生活に支障をきたす恐れがあります。
トコジラミの駆除方法
トコジラミは非常にしぶとく、駆除が難しい害虫です。繁殖力が非常に強くメスは1日に5~6個、生涯200~500個の卵を産むと言われています。また半年~1年近く何も食べなくても生き続けます。
しかし、適切な方法を使うことで確実に退治することができます。以下に効果的な駆除方法を紹介します。
①熱処理
トコジラミは高温に弱いため、熱処理が非常に効果的です。洗濯機で衣類や寝具を50度以上で洗い、乾燥機で熱を加えることで、卵や成虫を死滅させることができます。布団や枕も高温の乾燥機にかけると良いでしょう。大きな家具や布団を熱処理する場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。
②ダニ・害虫駆除スプレー
市販のダニ・トコジラミ専用の駆除スプレーを使用する方法もあります。スプレーをトコジラミが隠れていそうな場所に直接噴霧することで、成虫や卵を駆除できます。ただし、最近ではトコジラミが市販の殺虫剤に抵抗性を示すと言われており、効果が低い可能性があります。ご家庭で使用する際は、使用前に必ず製品の使用方法を確認し、室内の換気をしっかりと行うことが大切です。
③物理的駆除(掃除機)
トコジラミは隙間に潜むことが多いため、掃除機を使って隙間や家具の隠れ場所をしっかり吸引しましょう。掃除機のヘッドを変えたり、隙間用のノズルを使うことで、トコジラミを取り除きやすくなります。吸引後は掃除機の袋をすぐに取り外し、屋外で処分をしましょう。
④専門業者による駆除
トコジラミが大量発生してしまった場合や、自己駆除に自信がない場合は、専門業者に依頼することが最も確実です。専門業者は専用の器具や薬剤を使用して、トコジラミを効果的に駆除できます。また、再発防止のためのアドバイスをもらうこともできます。
トコジラミの予防策
トコジラミの被害を防ぐためには、以下のような対策が有効です。
- 定期的なチェック
- 旅行後の対策
- ベッドや家具の隙間を封じる
- プロの点検
①定期的なチェック
トコジラミは隠れる場所が多いため、定期的に寝具や家具、カーペットなどをチェックしましょう。トコジラミは吸血するため、血糞という黒い小さい糞を出します。血糞は潜伏する場所の入口によくあるため、血糞を見つけたらトコジラミが生息している可能性があります。そのほかシーツに血痕が付いている場合もトコジラミによる吸血の可能性があります。目に見える痕跡(血のシミや黒い斑点)があれば、すぐに駆除を始めましょう。
②旅行後の対策
ホテルや民宿などでトコジラミに感染することがあるため、旅行後は衣類や荷物をすぐに洗濯し、洗ったものを乾燥機でしっかり乾燥させることが予防につながります。また、旅行先で寝具や家具の状態を確認することも重要です。特に海外へ旅行をした際はしっかりと確認する必要があります。
③ベッドや家具の隙間を封じる
トコジラミは小さな隙間に入り込むことができます。ベッドのフレームや家具の隙間に防虫シートを貼ることで、トコジラミの隠れ場所を減らせます。
④プロの点検
被害が発生する前に定期的に害虫駆除の専門業者に家の点検を依頼することで、トコジラミの早期発見が可能になります。予防としてのチェックも非常に効果的でコストも最小限に抑えられます。
今回は「トコジラミ駆除について」という内容でお話させていただきました🌸
トコジラミは生活環境の清潔・不清潔に関わらず繁殖でき、誰でも・どこからでも自宅に持ち込んでしまう可能性がある害虫です。見つけた際にはすぐに駆除をお勧めします。
SASAワークでは埼玉県さいたま市を拠点として活動しています!
害虫駆除だけでなく害獣駆除、屋根・雨どいのリフォーム・点検など住まいに関するご相談はお気軽にご連絡ください☺
こちらの記事がご覧になっていただいた方のお役に立てば幸いです🍀
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